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門前仲町の駅から、大横川、隅田川、親水公園を通って、深川へ。水が流れる街ならではの、"気"のよさを感じて。
地図と一緒にご覧ください。
 
2004/11/30
川の支流から本流へ、水が風景をつないで紡ぐ
東京メトロ東西線と都営大江戸線が乗り入れているのが門前仲町。都心からは意外と近く、大手町からなんと3駅、6分も乗れば江戸情緒漂うこの下町に到着だ。交差点に立ち、ぐるりとあたりを見渡すと、目に入るのが橋の脇に立つやぐら。この辺りはもともと海への突端だったため、水難を知らせるためのものだったとか。埋め立て地となった今も、すぐ横の隅田川からの支流が流れ込み、水際の景色には事欠かない。心和む景色が点在するエリアである。

さっそく、やぐらのたもとの黒船橋(地図・3)から大横川沿いを越中島橋方面へ。ゆるやかな流れに導かれてプラプラと歩くと、猫が昼寝をしていたり、ヨチヨチ歩きの幼児と保母さんと散歩を楽しんでいたり、なんとものどかな情景。しかし対岸を見やると、異国を思い起こさせる古びた倉庫(地図・6)と、その奥に立ち並ぶ高層マンション群が一緒に目に飛び込んでくる。東京の新旧の物象が混在しているのだ。さらに先に進み、大島川にあたったところで、水門の横をすり抜ける…と、急に視界が開けた! そこは流々と流れる隅田川。飛び交うかもめ、荷を運ぶポッポ船など、開放的な景観。川沿いの越中島公園(地図・11)を闊歩し、爽快感に浸りたい。

市民が憩う小川沿いに、にぎわう下町へ
清澄通りへ戻り、今度は大横川を牡丹町方面へ。その昔遊郭だったという面影が残る細い道が続く。途中、赤い鳥居の於三稲荷をのぞくと、なんと水琴窟を発見。透き通った水滴の音に心洗われる。さらに先、古石場橋から下へ降りると、親水公園(地図・10)へと出る。中央に浅めの小川、両サイドに小道というつくりで、細く長く900mも続く。住民が挨拶を交わしあったり、学生が話し込んでいたりなど、その憩いが微笑ましい場所だ。こちらも牡丹の植込みを眺めたり、小川に配された飛び石をケンケンなどしながら、頭上にかかる雀橋(地図・7)、関口橋(地図・8)、小津橋をくぐりつつブラブラ。そして琴平橋(地図・9)で上へ出て、東富橋(地図・4)を通って永代通りを渡る。

そこからはもう深川。富岡八幡宮(地図・2)、深川不動尊(地図・1)など、人が集まるにぎやかなエリア。不動尊へ向かうご利益通りは、揚げ饅頭、佃煮、お香など、ひやかしにのぞくのに楽しい店が続き、小道に入れば寿司屋や割烹も点在する。数分先にオフィス街が拡がるとは思えない独特の空気を持つ街だ。しかし、一方で、ビジネスが脈々と動いていることも、確実に伝わってくる。その絶妙なバランスを感じられる門前仲町に、ぜひ足を運んでみてほしい




   
 
大横川沿い、工場の隣に立ち並ぶ古い倉庫(地図・6)と、隅田川の対岸にそびえたつ高層マンション。昔からあるものと、開発が進むものと、そのコントラストがこの街らしい。
 
 
隅田川と並行に流れる小さな大島川を巽橋(地図・5)から眺める。アジアの水辺暮らしを彷彿とさせる、生活感あふれる情景も下町ならでは。
 
 
その巽橋(地図・5)には植木やベンチが並べられて。かわいらしい色合いの花は、まるで沖縄のブーゲンビリアのように街角を彩っている。住民の誰かが手入れをしているのであろう。
 
 
大島川水門の横を抜けると隅田川。すばらしい景観! 地元の人からも「あっちの景色はすごいよ」と薦められた場所。ドラマのロケ地としてもよく使われるそう。
 
 
古石場川親水公園(地図・10)とその上にかかる雀橋(地図・7)。その奥に見えるのが関口橋(地図・8)。その橋の奥にまた橋が続く…。水路沿いには壁画や石像など、アートも飾られている。
 
 
これが「人情深川ご利益通り」。毎月1、15、28日には縁日が開かれ、参道は露店と参拝客で埋まり、歩くのも大変なほどにぎわう。
 
       
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