東急電鉄オフィスビルトップページへ
東急電鉄 ホームへ戻るビル一覧はコチラ 空室一覧はコチラ 会社案内はコチラ 関連情報はコチラ お問合せはコチラ WORK LIVEはコチラ
 
WORK=LIVE  
Back Number



■ 大さん橋通り・日本大通り周辺/「時」がつくり出す魅力的な街並み


みなとみらい線が開通した。東横線の行き先表示に「元町・中華街」の文字を見たとき、精神的な距離がぐっと縮まったのを感じた。この日は、その開通したばかりの新線を使ってみる。

「日本大通り駅」で降りてみた。横浜スタジアムと大さん橋の間に位置するこの一帯はかつての旧横浜外国人居留地。歴史情緒にあふれ、もっとも横浜らしいエリアかもしれない。なんとなく観光地として認識していたが、実は県庁をはじめとして古いビルにはさまざまなオフィスが入っていて現在でもなおビジネスディストリクトでもある。とはいえ、電車のアクセスの不便な今までは、ちょっと立ち寄るような場所ではなかった。でも実はみなとみらいからも目と鼻の先、ウォーキングディスタンスだったことに気がつく。

古いロゴタイプ表記のあるビルにちょっとした雑貨店やギャラリーが入っている。古くからやっているイタリア料理屋がある。かつては貿易会社だったと思われる趣のあるビルは改装されセレクトショップが入っている。ベースの建物がいいから、どれもやたらと魅力的に見えてしまう。時間というものは不思議なもので、例えばモノでも空間でも、ある一定の時間を経なければ決して得ることができない質のようなものがある。機能を変えながらも、それを大切にしてきたからこそ、横浜は不思議に人々を惹きつけ続ける。

小春日和の海からの風を浴びながらそんな街並みのなかを歩いていると、今日がウィークデーのど真ん中であることを忘れてしまいそうだ。この街は、日常と非日常がいいバランスで混在していることを改めて認識。みなとみらい線の開通で、両者の距離はさらに縮まったわけだ。









■横浜都市発展記念館・横浜ユーラシア文化館/歴史的建造物の活用で生まれたユニークな展示館

HP:http://www.eurasia.city.yokohama.jp/
HP:http://www.tohatsu.city.yokohama.jp/
MAP:mapion


横浜都市発展記念館・横浜ユーラシア文化館……というちょっと変わった名前の施設ができた。これらは1929年(昭和4年)に建てられた「旧横浜市外電話局」の建物を保存活用したものだ。

コンセプトも独特で、ユーラシア文化館は「ユーラシア」というエリア単位で美術や歴史を見てみようというもの。展示されている資料の配列の仕方が型破りでおもしろい。展示内容がどこか趣味的だなあと思っていたら、横浜在住の個人所有のさまざまなモノを集め、再編集して展示しているとのこと。それでこんな資料館ができるのだから横浜という都市はやはり歴史や人材が豊かであると思う。

都市発展記念館のコンセプトを示す文章には「都市形成」「市民のくらし」「ヨコハマ文化」の三つの側面にスポットを当てていると記されていて、このときは地下鉄開通にあわせ、路面電車から始まる横浜をめぐる鉄道の歴史紹介が企画展として行われていた。横浜という都市の位置づけや成り立ちがコンパクトにわかる。

どちらも人の温かみが感じられる展示館で、キュレーターの方々が自らいろいろな資料をつくっていたり、ふらりと入った僕にマンツーマンで熱心に解説してくれたりと、なんだか不思議に手厚いもてなしを受けた。ぜひ一度足を運んで欲しい。

この「旧横浜市外電話局」は非常に立派な建築であったにも関わらず有効に使われず、こういった再利用の方法を模索され出したのは最近のことらしい。震災後の復興期に象徴的に建てられたもので構造もしっかりしている。個人的には、そういった空間の再利用のプロジェクトを近年やっているので興味深かった。まだまだ、そのポテンシャルを十分に引き出せないままに眠っている建物や空間がたくさんあるはずだ。ストックの時代に入った僕らは、そういった空間や場所を発見して使い方をしっかり考え直すことが重要な仕事のひとつになっていると思う。




横浜ユーラシア文化館
住所:横浜市中区日本大通12
TEL: 045-663-2424
開館時間: 
9:30am〜5:00pm(入館は4:30pmまで)
休館日: 
毎週月曜日・年末年始他
入館料:
一般(高校生以上)200円、小・中学生100円、
併設の横浜都市発展記念館とのセット料金あり


横浜都市発展記念館
住所:横浜市中区日本大通12
TEL: 045-663-2424
開館時間: 
9:30am〜5:00pm(入館は4:30pmまで)
休館日: 
毎週月曜日・年末年始他
入館料:
一般(高校生以上)200円、小・中学生100円、
併設の
横浜ユーラシア文化館とのセット料金あり




大さん橋からの気持ちのいい道沿いには素敵な店が並ぶ
大さん橋通り・日本大通り周辺

カフェやレストランなどヨーロッパのような雰囲気
>大さん橋通り・日本大通り周辺

道を1本入ったところに倉庫を改装したお店が
大さん橋通り・日本大通り周辺

古い建物独特の素敵な外観
>横浜都市発展記念館・横浜ユーラシア文化館

ユーラシア大陸の貴重な資料を間近に鑑賞できる
>横浜ユーラシア文化館

興味を引かせる工夫が一杯の展示
>横浜都市発展記念館
ナビゲーター  馬場正尊(ババ マサタカ)

■ プロフィール
1968年佐賀県生まれ。雑誌『A』編集長、BABA ATELIER and Associates Ltd.主宰。
1994年早稲田大学大学院建築学科修了
2001年同大学建築学専攻博士課程満期退学
94〜2001年6月博報堂にて「世界都市博覧会」「東京モーターショー」などの都市計画、事業計画に携わる。現在、雑誌『A』編集長を務めると共に、設計活動、都市計画などを行う。近況に、沖縄チルドレンズミュージアム、アパレルショップ「FIRM ROOTS」、レゾナンスオフィスのインテリア設計、東京都心部の都市計画など。都市活性化のR-projectのディレクターとしても活動。

Back Number Top
東急電鉄 Copyright c 2003 TOKYU CORPORATION ALL Right Reserved.