■ 東急トランセ/渋谷、代官山、そしてその間をつないでいく
HP:http://www.tokyubus.co.jp/top/transses/top.html
渋谷でも新しい交通を試してみた。コミュニティバス「東急トランセ」、新しいといっても平成10年の夏に運行開始をしているので、今では渋谷-代官山を巡回する足として定着した感もある。
トランセはバスとタクシーと自転車の中間にあるようなビークルだ。独特の大きさで細い一通の路地を小回りよく動き回る姿を、自転車で移動する僕もしばしば目にしていた。中を覗くといつも人影があったので、きっと成功しているのだろうなと思いながら眺めていた。
気になりつつ、実際に乗ってみるのはこれが始めてだった。料金は150円(休日は100円)。まず目につくのは高齢者の姿、確かに「電車や路線バスは通っていない、でも歩くと遠い……」という場所へのアクセスには便利だ。こういったきめ細かい交通手段は今後さらにニーズが高まるだろう。なにも高齢者ばかりでなく夏の暑い日など、渋谷の坂はけっこうこたえる。気楽にポンと飛び乗る感覚は、なんとなく今の東京っぽい気もする。
そういえば、10 年くらい前にトルコを旅したとき「ドルムシュ」という、トランセに似たような乗り合いバスがたくさん走っていたのを思い出した。街をグルグル巡っているミニバンを任意の場所で手を挙げて留め、行き先を告げると連れてってくれる。まさに住民の足、という感じの交通だった。路線バスを走らせるまでもない小さな田舎の街でたくさん目撃し、そのフットワークの軽さが気に入って、僕も頻繁に使っていた。「こういうものが東京にもあればいいのに、まあ日本の厳しい道路交通法じゃ無理かな……」などと、そのとき思ったものだ。トランセは、まさにそれだ。高齢化や規制緩和などを受けて、今後も新しい交通手段が細かく街を走り回ることになるのではないだろうか。都市こそ多様な移動手段を持つべきだ。
運行時間
平日 08:00-12:00(6-9分間隔)
12:00-20:00(9-11分間隔)
土日祝 08:00-20:00(10-13分間隔)
■代官山スポーツプラザ/代官山の穴場スポットでリフレッシュ
HP:http://www.city.shibuya.tokyo.jp/
MAP:mapion
案外知られていないが、代官山アドレスの下層部に区民プールがある。このプールは地下一階にあって、代官山アドレスの横を通る坂道から中を眺めることができる。夜は光る水面が青く反射してとても美しい。その眺めが好きで、この場所は気にはなっていた。
この日始めて使ってみると、ゆったりとした25m、太陽光が豊富に入ってくる室内プールは民間のスポーツクラブのようだ。もちろん区民プールなので一回の使用料は400円と破格。残念ながらジャグジーバスがついていたりはしないけど、仕事の後にちょっと寄るにはいい立地、周辺にはカフェやレストランも充実している。そのわりに、ここは比較的混雑が少なく、穴場のような場所だった。公共施設は使わなきゃ損だと、改めて思ったものだ。渋谷駅からトランセに飛び乗ると代官山スポーツプラザのすぐそばまで乗っけていってくれる。渋谷という街の使い方は多面的で、まだまだ多くの発見ができる。ビジネスシーンとして、そして生活の場として、この連載を通じて、この街の細かな使い方を発見していきたいと思う。
住所:渋谷区代官山町17-9 代官山アドレス ジ・アネックス内
TEL: 03-5428-0831
交通:東急東横線代官山駅 2分
営業時間
* 温水プール=午前9時〜午後9時
金曜日の午前11時30分〜午後9時は貸切使用のみ
* 多目的ルーム=午前9時〜午後9時
* レクリエーションルーム=午前9時〜午後9時
|