■ イタリアンレストラン「オリ」/素敵なレストランで快適なネットワーク
HP:http://www.ceruleantower-hotel.com/restaurant/oli.html
MAP:mapion
そこがホットスポットであるという表示はどこにもなかった。
セルリアンタワーの2階、エントランス横にあるガラス張りの落ち着いたイタリア料理のレストランである。ホテルのレストランだが、その気取りすぎない雰囲気とシンプルでしっかりした味のため、上階で働くワーカーたちの御用達にもなっている。場所柄、外国人ワーカーの姿も目立つ。
そしてもう一つ、このレストランには目に見えない特徴がある。ノートパソコンを広げてみると、AirMacのインジゲーターが反応する。NTT
コミュニケーションズのサービスタイアップによって店内が無線LANの域内になっているのだ。無線LANでセキュリティーを気にせずにインターネット接続ができる。
ホットスポットというのは、最近よく聞かれるようになった言葉で、街中で無線LANが届いている場所のことを指す。最近は大手コーヒーショップチェーンやファーストフードが次々とホットスポットになっている。街中でパソコンを開けば複数のベースステーションからの電波をキャッチすることも多い。それが街全体に行き渡るようになるのも、そう遠くはないような気がする。そうなった場合には、まさに街が仕事場になっていく。「ユビキタス」という言葉をよく耳にするようになった。情報の遍在性という意味で、いつでもどこでもデスクのパソコンと同じ情報を手に入れることができる状況のことだ。その状況を端的に体験できるのは、こういったイタリアレストランやカフェで、会話やおいしい料理にかこまれながら何気なくラップトップを開いたときだ。ワークプレイスはさらに街に遍在するようになっている。
住所:東京都渋谷区桜丘町26-1 セルリアンタワー2F
TEL: 03-5784-2188
営業時間:11:30-16:30LO/17:30-22:00LO
■Healing Garden・渋谷エクセルホテル東急/クールダウンのスポット
HP:http://www.shibuya-e.tokyuhotels.co.jp/
MAP:mapion
ときにどうしようもなく気を抜きたくなることだってある。
僕たちはユビキタス環境を手に入れる代わりに、情報拒絶の手段をまた一つ失おうとしている。仕事と生活の境目が消え去り、満たされていく情報と時間の中に、時々サンクチュアリを求めてしまうのも、また人間らしさだと思う。ホットスポットとまったく逆のクールダウンのスポットも、さまざまなかたちで生まれている。
体験したのは、渋谷エクセルホテル東急内のヒ−リングガーデンのリラクセーションのコースで、マッサージのような直接的な刺激ではなく、ただ快適な空っぽの状況を与えてくれるものだった。
部屋に入るとフットバスで足をリラックスさせた後にベットに身を沈める。静かに伝わる振動が心地いい。なんとなくSF的な体験で、最初は落ち着かなかった。しかし慣れるとスッーと短い眠りに落ちたような、ずっと起きていたような、これがレム睡眠ってやつなのでは? とにかくからだ全体の力が抜けた状態になっていた。人間は寝ていてもからだのどこかに力が入っていて、それはストレスに起因するものらしい。そのオリのように、からだのどこかに残留しているものをスッキリ洗い流してくれるような、そんな45分間の体験だった。
ブロードバンドが進めば、おのずと情報が人を追い立てるようになる。オンにするのかオフにするのか、その判断もまた個人に任されることになる。働く場所の自由を手にするのと同時に、そのバランス感覚を獲得していかなくてならない。濃密に人や情報が行き交う真っただ中に、こういったリラックスした空間が出現することもまた、これからの働き方を象徴しているように思う。
住所:東京都渋谷区道玄坂1-12-2 渋谷エクセルホテル東急15階
TEL: 03-5458-2107
営業時間: 13:00-22:00(土日休営業は11:30より)
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