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僕が“アーバニスト”と名乗る理由はよく聞かれますが、第一には、建築家という範疇に自分の興味が収まらないからです。それでは“アーバン・プランナー”“都市計画家”はどうかと言うと、例えば都市に敷設する道路のことを考えたりはしても、そこに住む人々や、彼らの文化との接点はそれほどないわけです。一方、別の言葉で“アーバニズム”というのがありますが、これはまさに文化なども含めて“都市のこと”を指す言葉です。それを考える人という意味で
“アーバニスト”なんですね。
もちろん、都市のことと一口に言っても、そのスケールは様々です。例えば、昨年参加した『神田RENプロジェクト』では、古いビルの空室をローコストでコンバージョン(用途転換)し、席単位でフレキシブルに活用できるレンタルオフィスへ転用させました。これは地元の千代田区において、街づくりや都市再生について検討するなかで生まれたプロジェクトです。
昨年9月にそのコラボレーションオフィス「REN-BASE UK01」が完成したのですが、続けて同地区にある空きビル、空きフロアを有効活用し、さらにネットワーク化していくことで効果的に活性させていくのが目標です。
巨大なテナントビルをひとつ建てるような活性化計画と違って、地域内に散在する空き場所を活かし、いわば巨大ビルの機能を分散して置いていくような作業ですね。そこでは地元の活動や文化と交わっていく事が必然的に求められるはずで、良い意味でのすり合わせが始まると思うのです。
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コラボレーションオフィス「REN-BASE UK01」
(C)高山幸三 |